内水氾濫について

住まいのこと

最近の、気候変動については驚かされるばかりです。自然の猛威は人間では、考えられないほどの災害を起こします。事前に、どれだけ注意しても予想を上回る被害を起こします。しかし、準備するとしないとでは、全く異なる結果となることは自明の理です。

どのようなことが起こりうるのかということを、それぞれご家族や、会社単位で危機意識を持って考えたり、行動に移すことは、大変重要なことです。以前、水害ハザードマップの事について、お話ししましたが、今回は、その中にもあります、内水氾濫についてお話したいと思います。

内水氾濫とは

「ないすいはんらん」と読みますが、これは、大雨によって下水道等の排水施設がその容量を超えて、地表にあふれ出す現象をいいます。

豪雨時に、河川の本流から、支流へ逆流するのを防ぐために支流の水門を閉める事によって、支流側が氾濫するケース(湛水型)と、都市部では、地面がほとんどアスファルトなので、水が地中に浸透しにくく排水施設からの逆流が起きやすくなるケース(氾濫型)があります。

統計では

国土交通省によると、2017年までの10年間に全国で起きた水害の被害額(1.8兆円)のうち、41%が内水氾濫です。結構大きな数字ではないでしょうか?

対策

多くの自治体が排水機能を高めるポンプや、雨水を貯める地下空間の整備を進めておりますが、気候変動や、海面水温の上昇に伴い、これまでに経験したことのない規模の台風や豪雨の危険がますます高まっております。

内水氾濫は、短時間の大雨で急に起きるので、避難が遅れやすくなります。各自治体では、川の氾濫(外水氾濫)とともに、内水氾濫のハザードマップが作成され、重要性が増しております。特に、守口市や、寝屋川市、門真市は川よりも低い土地が広がる寝屋川流域で、内水氾濫のリスクが高くなっております。

条例でも、特定河川浸水被害対策法に基づく、浸水被害を防止するエリアに指定されており、排水機能を阻害する開発行為については、許可が必要となっております。

寝屋川流域の浸水被害防止エリア

川の近くでない場合も、氾濫型の内水氾濫が起こる可能性があります。各自治体が発行している、内水氾濫のハザードマップで、ご自分が住んでいる場所がどのような浸水被害が起きるのかを知っていただければと思います。

まだまだ、自治体によっては、ハザードマップを作成していない自治体も多いので、住民に知らせる対策も必要です。

また、命が一番大事ですが、家や財産などを守る、火災保険も、今一度見直してはいかがでしょうか?

大概の場合、川から離れているし、水害は大丈夫だろうと、水害に関しては補償の対象外にされているケースもよく見受けられますが、上述のように、川から離れたところでも、氾濫型の内水氾濫が起こる可能性があります。

備えあれば憂いなしで、おうちや、おうちのなかの家財などに対する水害の補償もよく、お考えいただければ幸いです。

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